龍の名前のついている神社に ”黒龍神社” があります。
毛谷黒龍神社とも呼ばれています。



福井県福井市の足羽山に鎮座し、日本古来の四大明神の一つとされています。

四大明神
→天地のはじめから国土を守護してきた四方位を象徴する御四柱の神のことをいいます
絵図記に

国土護治の神として、四國四神座しき、

東に常陸鹿島大明神

南に紀伊熊野大明神

西に安芸厳島大明神

北に越前黒龍大明神

四隅司どらしめ守護し給う。

とあります。

黒龍神社のご祭神は

継体天皇
高龗神(たかおがみ)
闇龗神(くらおがみ)
で、水を司る神様です。

高龗神(たかおがみ)は天龍で、天に向かって拡散するエネルギーをもち、
闇龗神(くらおがみ)は地龍で大地に向かってエネルギーを広めていきます。

また、聖徳太子、石渡八幡宮、西恵比寿神社も祭られています。

(参道にある龍の絵)

同社内には
君が代に詠まれている 「さざれ石」 があり、
画家、高橋聡により絵画として和龍(世界平和)が奉納され
厄割り石 があるなど
地方でも、パワーのある神社は確実に存在しています。

縁結び、子宝、安産、子育てなど人間の生に関する分野にも御利益があると地元の方々からは「くろたつさん」と呼ばれて愛されている神社です。

御利益の記述を見ると多種多様にわたり、様々な方面でご活躍されていることがうかがえます。

福井駅からそう遠くないところにあるので、福井へ行った際は立ち寄ることをおすすめします。

ちなみに、少し気になって調べてみました。

東に常陸鹿島大明神
  鹿島神宮
  初めて神社の格式が決まった延喜式で『神宮』と呼ばれたのは、伊勢神宮、鹿島神宮、香取神宮のみ
  非常に格式が高い。

南に紀伊熊野大明神
  熊野大社

西に安芸厳島大明神
  厳島神社

北に越前黒龍大明神
  黒龍神社(延喜式にある坂井郡毛矢神社は、今の黒龍神社のことです。)
  継体天皇となる前、男大迹王は越前国の日野川、足羽川、黒龍川(九頭竜川)の治水工事の折、住民の守護、国家安穏のために尽くされ、御霊

が合祀されている。

4つの神社を線で結ぶと今の京都付近で線が交差します。

福井むかしばなし(参考文献)や黒龍神社内の案内板にも四大明神のことは記されており、黒龍大明神に関しては、承平(935年)の頃、生江の長者、世常の宿祢という人が不思議な夢のお告げを受けて、お社を建て、それ以来毎年七度の祭礼が行われていたことや、暦応元年(1338年)兵火によって社殿が焼けることがありましたが、心霊が飛んで裏山(天魔が池のある所)の木の上にとどまったという言い伝えがあります。それ以来この場所は、竜が丘と呼ばれるようになったそうです。

地元に残る文献を調べても、毛谷黒龍神社は古くから、凄い神社だったんだなと感心しました。
さすがに全国にパワースポットと紹介されるだけのことはあると納得した次第でした。

ちなみに、同じ足羽山に後の継体天皇を祀った『足羽神社』があり、越前祖神と称されています。
境内にはしだれ桜とタカオモミジがあり、地元にいても季節柄立ち寄りたくなるところです。