神社にも分類の制度(社格)があります。

古くは延喜式、平安中期には朝廷の厚遇を受けた22社が生まれ、明治維新に
より全国の神社は改めて官社(官弊社、国弊社、いずれも大・中・小の3段階)
と諸社(府社・県社、郷社・村社、無格社)に分けられました。

「神宮」、「宮」、「大神宮」、「大社」、「神社」、「社」が社格を表します。

神社はそれぞれご神徳が違いますので、そちらに注意しましょう。
社格によって御利益の大小は考える必要はありません。
ただし、時代とともにご祭神のもつ本来の御利益に+αになっている場合がある
ので、真剣度に合わせて調査はしましょう。

神社の神様の御利益は様々ですから、パワースポットとして選ぶ際は念のため
調べた方が良いでしょう。





神社の成り立ちを考える際、一霊四魂説(いちれいしこん)が関係するとの考えもあります。
古神道では、私たちの魂は「一霊四魂」に分かれていると考えられています。
一霊が直霊(なおひ)であり、四魂が、荒魂(あらみたま)・和魂(にぎみたま)・幸魂(さきみたま、さちみたま)・奇魂(くしみたま)です。大まかにいうと、

 ・荒魂(あらみたま)=勇気。
 ・和魂(にぎみたま)=人と親しく交わる気。
 ・幸魂(さちみたま)=人を愛して育てる気。
 ・奇魂(くしみたま)=探究心、向上心、成長を求める気。

この四魂の中心にあるのが、直霊であり、内在神、神気の部分であり、肉体の霊とは別物で有り神様の次元の存在なのです。
しかし、神代には大国主命のもとに「幸魂奇魂の神」が現れたとの伝えが有り、日本書紀には、「和魂、荒魂」に関する神託の表記が見らますが、神道辞典には掲載はありません。

にも関わらず、全国の神社を調べていくと、ご祭神、摂社等のご祭神に○○大神の和魂を祀っているというような社が見られることも事実であります。
従って、ご祭神名は同じでも、四魂の何が祀られているかまで調査しないと、御利益がわからないという場合もあります。

神代の時代から、時代に応じて、本社から分魂して國や民を治めてきたのでは推測されます。

また、大祓祝詞に登場する祓戸大神(はらえどのおおかみの四つ柱の一つとされる、瀬織津姫の名前のついた神社は、金沢の1社だけ。瀬織津姫を祀る神社は他に数社あれど、非常に歴史に翻弄されたのではと推測されます。