(Part1からの続きがあるので、Part2を書きました。)

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Part1概略

同僚のMさんから彼氏のできない相談を受けた私は彼女と1日、
ドライブがてら様々な話しをし、最終的に下のような話しを
して別れました。

Mさんのイメージからは彼氏から、上手くいけば結婚へという雰囲気が
読み取れ、本人もその感じが良いかなというので
・結婚することを仮定して、
  どのような相手と
  どのように日常暮らしていきたいか
・彼氏にはどういったことをして欲しいか、
 結婚相手にはどういったことをして欲しいか
 その違いは何か
・子供は欲しいか、欲しくないか
・家事と育児の分担についてはどう考えているか
・相手に、どういう風に言って欲しい(感じて欲しい、感謝されたい)自分になりたいか
・自分は相手を自分のなかでどういう存在にしたいか
など、他に思いついたらそれも加えて、書き出してみようということにしました。
完全に納得いかなくても良いから、できる限り自分の中で具体的にイメージ出来る部分を
言葉にしてみよう。きっと何かに気づくからと言って。

私からのお願いは、先程のイメージは2週間の期間を区切って固めてください。
こんなこといやだと感じたら、私は何も言わないから、連絡しないでください。
Mさんは雰囲気が清楚で小綺麗なところ、海岸で見せたあの笑顔は何よりの宝物
であると私は思いました。TPOを感じて相手を責めるときの武器にしてください。
明日から、特に朝の挨拶や、来客時の対応、お茶を出すときなど、この人が
私を幸せにしてくれる人だと思いながら行動してみてください。完璧にこなす
必要はないよ。できるだけでいいから。暫くすると何か周囲の違いを感じるよう
になるかもしれないから。今から行動。自分の心に働きかけることも行動だから
おおらかな気持ちでとりくんでください。

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Mさんは翌日から、挨拶に気を配っていました。
実行力あるなと感心して見ていました。

2週間ほど経ってから、彼女からお誘いがありました。
また1日付き合ってほしいと。

前回同様、朝9時に待ち合わせして、簡単な予定の確認。

彼女が、前回行った気比神宮に行きたいというので
それも、予定に加えて。
その日も、小綺麗でオシャレな彼女でした。
今日は、先日よりももう少し帰りが遅くなっても良いですよ
と最初に言われ、ドキッと心がぐらついた自分がいたことを
覚えています。
男って弱いよなとつくづく思いました。

天気も良かったので、途中芝生の上でくつろぎながら
彼女がまとめたイメージをもとにもう少し、具体化しながらまとめました。
一度にまとめきれなかったので、

   双龍ケ滝(池田町)



双龍ケ滝(池田町)へ行って水気をたっぷりあびて静かなベンチのある
場所へ移動して、もう一度内容確認。
私にはどうしても、午前中に内容を確定しておきたかった理由があったのです。

朝、彼女に会った後、何とかなるなという感触があったので、彼女に知らせずに、
途中で気比神宮に連絡しご祈祷の予約をとったのです。
何とか、気比神宮の神様に今後のことをお願いしておきたかったから。

彼女のイメージがある程度固まったので、それを整理し直しました。
・百とは言わないが、隠し事をお互いしないような関係を保てる相手
・子供は欲しい
・お互い、完全に相手を束縛しない。
  彼氏、新婚時代は束縛したいときはあるだろうからそれはお互い
  納得の上で許容する。
・時期は3ヶ月以内に何か兆しがほしい
など・・・ 6項目ほどにまとめて。

やっとまとまったと安堵すると、

M子

今日もお弁当作ってきたの、一緒に食べて。

T男

何かいい臭いがしていたからもしかしてとは思ったけど
もう、感謝してありがたくいただきます。
でも、僕がおにぎりと卵焼き、ちょい辛のものが好きって何で知っているの。




M子

そりゃ、私もTさんのこと調べましたから。
意外にいろんなこと知ってますよ。

T男

こりゃ、一本とられたな。
(やっぱり、女性は怖い)
このおにぎり塩加減が抜群だね

M子

褒めるのがお上手!

などと雑談しながら、弁当を食べ終え、
気比神宮に向かうことにしました。

車を運転しながら、

T男

実は、さっきまとめたことを気比神宮の神様にお願いしてこよう。もう、予約も取ったから、大丈夫だよ。
宮司さんが内容を見て、祝詞の中に入れてくれるから心配しないで大丈夫。
こんなことまでしているとは調べられなかったでしょ。
私の1本勝ちだな。

M子

Tさんいつの間にそんなことを。
全然気がつかなかった。

T男

そうでしょ、そうだ、今のうちから、11回、
「気比の大神様、今からお願い事をしにいきますのでよろしくお願いします。」
って小声で言っておいて。

そうこうするうちに、気比神宮に到着。予定時刻には十分間に合ったので、
まず正面にまわり、由緒書きをみて、

・ご祭神の名前を小声で読んで○○の神様、本日はよろしくお願いします
 と言上しました。
・鳥居をくぐるときに一礼して参道の端を歩いて手水舎で手と口を清めました。
・社務所に寄って、電話で予約させていただいたTですが、お願い事をここ
 に書いておきましたのでよろしくお願いします。
 そして申込書、願い事の紙、玉串を一緒にお渡ししました。
・待合室に案内されて、そこで呼ばれるまで待ちました。
  気比神宮の待合室は歴代天皇の肖像画が掛けられています。
  私も初めて入った時は、驚きました。壮観の一言につきます。
  Mさんも大変驚いていました。
・Mさんには祝詞が出来るまで多分少し時間がかかると思うので一度
 ここで心を落ち着かせましょうと促しました。
 待合室の手水でもう一度、手と口を清めて気持ちを新たにしました。
 先程、渡した願い事の中で、具体的にこれは奏上されなかった
 と思うものがあると思うので、それを気にとめて置きましょうと
 伝えておきました。
 私は、ここの檜の香りが好きなんだ。ほら、香りがするだろう。
 私は、一緒に拝殿には行けないけど、宮司さんの言葉に従って行動
 すれば大丈夫だからね。
 ほら、宮司さんが呼びにきたよ、私は、外で見ているから、落ち着いて
 いってこよう。
 と背中を押して送り出しました。



ご祈祷が終わり、Mさんは拝殿から出てきました。

T男

これが昇殿参拝(正式参拝)っていうんだよ。
本当は、両方に違いはあるのだけれど、今はほとんど一緒になっているみたい。

T男

どうだった、初めてご祈祷を受けてみて。

M子

緊張しましたよ。
本当は、Tさんに横についていて欲しかったですよ。
でも、何か今はスッキリした気分です。
確かに、Tさんが言われたとおり、この願いは入っていないなというのはありましたね。

T男

僕はMさんの親族でも彼氏でもないから、さすがに横に居るわけにはいかないよ。
宮司さんは、願いの内容を咀嚼して、一番良いと考える形で祝詞に入れるんだ。
ということで、自分の言葉でもう一度お願いしてみましょう。
今日は私も一緒にお願いしてみますね。
もう一度、まとめた紙を見せてください。ありがとう。

T男

では、まず、
気比神宮の大神様、ここは、さっきの由来書で見た神様の名前でもいいよ、
今日、自分の将来のパートナーのことでお願いに参りましたところ、
昇殿参拝させていただき誠にありがとうございました。
宮司様の祝詞を聞いている内に、自分の気持ちも落ち着いてきて何か神様にお願いしているんだなあという実感が湧いて参りました。
玉串奉奠後は心が清涼感に包まれ、本当に参拝に来て良かったと感じています。
(この部分は、その時によって変わるから、自分の言葉でお願いね)

T男

今一度、私の言葉で気比の大神様に私の願いを言上させていただきたくよろしくお願いします。
(お願いをかみ砕いて具体的に申しあげる。)
今回の参拝後は、私も積極的に行動し、神様からのサインを見逃さないよう精進していきますので、どうか、私にもわかるような形で、3ヶ月以内に兆しをお願いします。


T男

これからも、この気比神宮が地域の方々の崇敬厚く愛され、参拝客が益々増えて弥栄えていきますようお祈り申しあげます。
本日は、本当に縁を結んでいただきありがとうございました。
みたいなことを、自分の言葉で神様にお伝えしてください。

T男

最初の感謝の言葉と、最後の神社の今後の弥栄は必ず入れてくださいね。

M子

なかなか難しそうだけど、自分の言葉でチャレンジしてみます。
自分が行動すること。最初の感謝と最後の神社が栄えて行くことは必ず入れるんですね。

T男

そう、自分の言葉で伝えきったと思えるまでやりきってね。
その姿勢と真心を神様は見ているから。

お互い、お願いをして終わった後に、

T男

さっき、神様が願いは分かったよっていってくれたの気づいたかい。
お祈りの途中で、上空で突風みたいなのが吹いて暫く木が揺れて、ゴーって暫く音がしていただろう。
ああ、叶う部分のお願いは聞き届けたよというサインだなと思ったんだよ。
きっと3ヶ月以内に何かがあるよ。良かったね。

M子

ええ、そうなんですか。私は分かりませんでした。
でも自分の言葉で集中してお願いしたら本当に心がスッキリしました。




T男

すっきりしたのならよかった。
お願いって、イメージで言うと、淡い弾力性のある明るい玉のようなものを神様にお渡しするのはいいけど、眉間にシワを寄せて念力みたいに暗い固い玉を神様に投げないように注意してね。今のは、あくまでもイメージの話しだけど。

T男

さてと、この前、敦賀は昔、角鹿(つぬが)って呼ばれていたって言ったよね。
その当時の神社が境内内にあるんだよ。それがここ。こんなふうに元々あった神社を摂社というんだ。
鳥居の近くにも猿田彦神社があるし、色々な御利益をもった神様がいるんだよ。
だから、特に大きい神社ではその辺に注意して下調べして行ったほうが良いよ。様々な願いを聞いてくれる神様がいますからね。


T男

占いとかの世界では、「パワースポット」という言葉も普通になりつつあるし、上手く付き合って、自分の幸運を早く引き寄せる方法を考えるといいよ。でも、占いの世界にどっぷりはまって、傾倒しすぎちゃダメだよ。

M子

パワースポットって言われましたけど、敦賀の歴史って調べると面白いんですか。


T男

まあ、興味があるなら調べても良いけど、今は必要ないと思うよ。


T男

今日は私のワガママで、もう1箇所だけ付き合って。
「気比の松原」 に行きたいんだ。
日本三大松原の1つで、「三保の松原」(静岡)、「虹の松原」(佐賀)とあわせて有名なんだ。
中を歩くと、やはり気持ちがイイ。
一人で歩くのも風情があるけど、彼女と歩くのもいいところだと思っているんだよ。
元々は、気比神宮の持ち物(神苑)だったけど、確か織田信長によって没収されたはず。

T男

幾つか伝承も有り、
・「一夜の松原」
  聖武天皇の頃、外国の侵略者が来たとき、突然大地が震え一夜にして数千本の松が浜辺に出現したとか。
  木には白鷺がとまっていて、風に翻る旗に見えたとか、それに驚いて、侵略者が逃げ去ったとか。
・武内宿禰と「いるか」伝説などいろんな話しがあるんだ。

T男

古くから歌人に歌に詠まれた地でも有り、松尾芭蕉や明治天皇、勝海舟なども立ち寄っているんだ。

T男

ほら、砂浜も綺麗だし、歩道も整備されているだろう。
立ち止まって、耳を澄ますと、場所によって波の音や風の音が心地よくメロディーのように聞こえるんだ。

M子

Tさん、腕くんじゃった。
予行練習付き合って。

T男

ビックリするなもう。
心臓が飛び出るかと思ったよ。嬉しいけど、複雑な気分だな。

M子

確かに気持ちいいですよね。
気持ちいいの一言で言い表せませんよね。
今度は砂浜を歩きましょ。
手つないでいいでしょ。

T男

・・・・・

気比の松原で雑談し、帰路につきましたが、夜景が見たいというので、
前回と違う場所の夜景を眺めながら今後の注意点だけ言っておきました。

・もう願いは叶っているんだという明るいイメージをもって、
 日々過ごしましょう。
・心根が変わると自分のオーラも変わる。
・そうすると自然と流れは変わってくるから。
・先日から続けている挨拶等は継続して続けましょう。



T男

そういえば、普段初詣とか何処へ行くの?

M子

特に決まっていないんです。
神明神社や足羽神社に行ったりします。

T男

う~ん、なら、足羽山の麓に、毛谷黒龍神社があるから、7日間続けてお参りしてください。
1日休んだら、またそこから始めて連続7日間、これ絶対やってね。



T男

それと、最初話しを聞いた時に産土神社がどこかわからなかったので、今回、越前國一之宮の気比神宮で参拝をすることにしました。気比神宮でご祈祷したのはそのためです。一之宮はその地域の神社の上位に位置する神社と昔定められたからです。

何か丸1日も一緒に居ると別れが寂しい気もしましたが、大体予定の時間に
別れて帰宅しました。

当時は飲み会と称していたのですが、いわゆる合コンにも参加していたみたいで、
1ヶ月程すると何か周囲に変化が現れたみたいでした。
2ヶ月程したら、声を掛けられた男性が2名いて、3ヶ月目にはもう一人増えた
そうでした。
2人になった時点で、相談に来られたので、

M子

あれから2人の男性に声を掛けられてどうしようか迷っているんです。
どうしたらいいでしょう。

T男

良かったね、兆しは形になって見えてきましたね。
どうしましょうと言われましても、
そんな懇願のまなざしで私を見ないでくださいよ。
私が惚れちゃいますよ。
で、何が心配なんですか。

M子

どうやって、相手の気持ちを確かめたら良いか分からなくて?

T男

以前、お願いをまとめたものまだありますか。
あるなら、それと、紙かノートを持ってMさんの都合の良い時間に会いましょう。
私の仕事?、大丈夫、どうにかしますから、そんな表情されたら放っておけませんよ。
では、7時半に○○で。

ということで、結局、食事をしながら話し合うことになりました。

T男

さて、この紙に書かれている項目に点数をつけましょう。
重要度を決めるのです。
一度付けて、もう一回付け直しても構わないよ。そして、上位3個に絞る。

M子

なかなか難しいです。
泣きたくなりそう。

T男

自分のことなんだから頑張って。
これはうれし涙、自分の将来のために考えているんだから自分のためになります。
出来たら、もう一度見直して。

M子

何とかできました。

T男

本当にこれで良いね。
次に進めるよ。
どうして、本人とお茶しないの。
相手から誘って来たんだから、自分でOK出せばいいじゃない。

M子

どうしても勇気が出ないんです。
それと夜2人で会うのも何だか怖くて。

T男

前にも言ったろ。
行動すること。
じゃあ、誘われたら土曜か日曜の午前中2時間だけ相手と会う。
午後から母と出かける約束をしているから、短い時間で申し訳ありませんが、会っていただけますかとお願いする。
そして、ストレートにこの質問3つをぶつける。その感触で次を考えるこれでどうだ。


T男

質問の前に前提条件は必ず言わなきゃダメだよ。
例えば、今は、恋人から出来れば結婚に繋がる相手と付き合いたい。そこで、お互い価値観が会わないと長続きしないと考えていて、考えたことが3つあるんです。
質問になっちゃうんですけど、答えていただけますかとお願いしてみる。
最後まで答えてくれたら、一応真剣に考えているってことだ。そうでなければ、途中で帰っちゃうよ。


T男

他人から嫌われたらどうしよう。一人は社内の人か。社内で何か言いふらされたらどうしよう。そんなこと考えるな、言いふらす方が度量が小さいの。人から聞かれたら、私は自分から相手に求めていることを聞いただけです。何ら文句を言われても気にしませんと毅然とした態度でいればいいんですよ。
どう、わかった。出来そう?
自分の事なんだから、自分で決めるしかないよ。そうしないと後で残るのは後悔だけだから。それでも不安なら、ほら、先日言った毛谷黒龍神社にお参りしてから会いに行きなよ。

M子

分かった、そうします。
自分のことですもんね。
頑張ってみます。

2週間ほどして。Mさんが寄ってきて、

M子

今日時間あいてます。

T男

この前のこと? いいよ、どこで待ち合わせ。

待ち合わせ場所で

M子

先日はありがとうございました。
何とか2人とお話することが出来ました。
そのうちの一人は、どうも無理そうなのでお断りしました。

T男

そうか、頑張ったんだね。
良くやった。

M子

でも、実はもう一人声を掛けてきた人がいまして

T男

悩むこと無いじゃん。この前と同じようにしたら。


M子

それが、何となく価値観が合いそうに思えてきたんです。

T男

で、二人の内、どちらにしようか悩んでいると?
簡単だよ。この前の紙持っている、まだ、残りの3つの項目が残ってるでしょ。それで判断する。
それでも決めかねたら相談に来て。
あ、そうだ、自分が他の男性と飲みに行くとき、どう思うか項目に加えておいて。束縛度を見るんだけど、これ、以外にイイ判断材料になるよ。

M子

わかりました。やってみます。
Tさんってなんでそんなに、ぽんぽんと対応策が浮かんでくるんですか?

T男

こんなの対応策でも何でもないよ。
恋人になったら、結婚したら、100%相手が思い通りになるわけじゃない。それに、仕事環境や住む場所が変わったら自分を曲げなきゃいけないことも多々ある。
不倫とかにならなくても、パートナーにそのときの仕事環境や家庭環境でお互い不満が募りケンカになることもある。そう考えれば、現時点で、相手がある項目に対してどう考えているのか見極めておいた方がいいと考えているからだよ。
日本では、離婚等で戸籍に傷がつくことを嫌う傾向が強い。本人が思わなくても、親がこんな子に育てたはずは無いと悩むんだよ。親の生きている環境(時代)と娘が生きている環境が違うことが真正面から受け止められない。だから、親に従おうとする子が多い。これから、価値観も変わっていくとは思うけど。


T男

あっそうだ、会っている内に感情的になることがあるかもしれないから、2回は会ってから決めた方がいいと思うよ。

M子

奥が深いですね。
まず、私にやれることをやってみます。

2週間ほどして、Mさんが会いに来ました。

M子

Tさん今晩あいてます。

T男

わかった、いいよ。何とかする。7時に○○だね。OK

待ち合わせ場所で、

T男

ご飯まだなんで、何か食べながら話す?

M子

ゆっくり話したいので、Tさんの車の中でいいですか?
おにぎりも買ってきましたし。

T男

分かったよ、じゃあ波の音でも聞きながら話そうか。
これまでのこと、話したくなったら、少しずつでもいいから車中で話してね。

海に着くまでは、世間話でした。
で、海に着いてしばらくすると、




唐突に、

M子

Tさん、あのね、二人とも何となく遜色なく行けそうな感じだったの。
でも、最後にTさんに言われた「束縛度」というより「嫉妬感」っていうのが本当に人によって違うというのがよく分かりました。
あの話しを聞いていなかったらと思うとぞっとします。

T男

ということは、少しは役に立ったということですか?

M子

本当に役に立ちました。
一人の方には、理由をちゃんと言ってお付き合いできませんと言ってきました。
そして、今、やっと一人の男性に巡り会えた気がします。

T男

Mさん、幸福感に浸っているところ申し訳ないが、もう1ステップあるよ。貴方が相手に確かめたのと同じように、相手にもどうしてもこれは譲れないという項目が無いかを確かめることだ。


T男

最初は、お互いを良く見せようとしてしまう。これは人間誰しもあること、しょうがないことだ。Mさんは勇気を出して自分の思いの丈をぶつけた。でも、今はまだ、主導権は7:3ぐらいであなたにある。今度会うときに、相手がどうしてもこれは聞いておきたい、譲れないということを話してくださいと頼んでおいて、その話しを聞いてから付き合うかどうか決めたら良いと思うよ。
それも、相手を思いやる心の一つなんじゃないかな。

M子

Tさん、   ありがとう。
ごめん、涙が溢れて来ちゃって。

T男

困ったな、男はね女の涙に弱いんだよ。
特に密室ではね。
でも、よく頑張ってきたね。
ほんと、こんなに真摯に向き合ってもらえる男性は果報者だよ。
でもね、あまり真摯さを押しつけるのはやめておこうね。
一方向の逃げ場を作っておいてあげないとお互い長続きしないから。

T男

おい、抱きつくなよ。
困ったな。

T男

・・・ 心が落ち着くまでだぞ。

彼女の涙が止まるまでの時間は結構長い時間かかりましたが、今まで
誰にも言えなかったことや、様々なことを話してくれました。
しがらみの中から抜け出して自分を表現できなかった殻にヒビを
入れてそこから出ようとしている彼女を応援したくなりました。





少し静かになったと思ったら、今度はすやすや眠っている。
こんな可愛い子の寝顔が見れるのだから吉としよう。
そして、5分ほど待って、

T男

おーい、そろそろおにぎり食わしてくれ

M子

あ、ごめんなさい

T男

神社の神様との付き合い方も少しは分かっただろうし、自分との向き合い方も少し分かっただろうし、私も少しは役に立ったかな。


T男

最後に一言言わせて貰うと、これはまずいと感じ始めた時点で嘘は決してつかず、素直に相手に話すこと。許せることは許せばいいし、許せないことはケンカして解決策を探れば良い。
嘘は嘘の上塗りになって、これほど後で醜い結果を招くことはないんだ。

その日は、彼女を自宅近くまで送り帰宅しましたが、翌日彼女は普通の様子
だったので安堵しました。

その後、何度か相談を受けましたが、自分の分かる範囲でアドバイス
しておきました。

結婚が決まったときには、1人でも、相手と一緒でもいいから気比神宮に
お礼参りに必ず行ってくださいとお願いしました。
神様のおかげで縁が結ばれたことと、神様のお力が益々発揮され、気比神宮
が弥栄えることもお願いしてくるようお願いしました。

確認はしませんでしたが、彼女ならきっとお礼参りしてくれたと信じています。

結局、彼女はその男性と結婚し引っ越して他の場所に住んでいます。

これは、彼女の
     実現すると信じた想像力と
     なりふり構わず行動した
ことに、神様が、力を添えて後押し、支援していただけたのだと思っています。

私は、彼女の幸せそうな姿を見て、本当に嬉しかった。
真摯に向き合えば、パワースポットは真のパワースポットになるのです。